ハワイのドルフィンツアー動画で見た、イルカが生きることを楽しんでいる姿。
イルカは泳いでいるだけで楽しい。
今日、ハワイで野生のイルカと、とあるyoutuberさんが一緒に泳いでる動画を見た。
ドルフィンツアーの様子を撮影したもの。
イルカは群れで行動する動物で、仲間達と楽しそうに自由に泳いでいました。
イルカからしたら、一日中エサの捕獲で忙しいのかもしれないけど、私には仲間と戯れながら泳いでいる姿は幸せそうにみえました。
仲間と泳いでいるだけで幸せだ〜と、いう風に見えました。
動物の世界ではマウンティングという、能力や外見を競う言葉があります。
最近では人間社会でも、対人関係で上下を競う事の例えでよく使われるようになり、しばしば目にする言葉になっていますが。
本来動物は、群を率いるリーダーになる為とか、異性をひきつける為に行いますが、それもあくまでも自分が既に持っている能力や外見で勝負している。
クジャクのオスの華やかな羽根はメスの気をひく為というのは、有名な話しですが、それも勝手に体から生えてきている。(遺伝で良し悪しはあると思いますが。)
クジャクがお店で、豪華な羽根を買って、身に付けているわけじゃない。
クジャクが着飾る為に、買い物していたらおもしろいけど。(笑)
素敵な自分って、なに?
私が買い物がやめられなかった時って、素敵な自分になりたいという欲求が強かった。
素敵な自分とは、私なりの定義だと、
- キレイだと思われたい。
- センスがいいと思われたい。
- 一目置かれたい。
- 優位に立ちたい。
- 尊重されたい。
- 大事にされたい。
これらのことは、文頭に人よりもという言葉をあてはめると、
- 人よりも、キレイだと思われたい。
- 人よりも、センスがいいと思われたい。
- 人よりも、一目置かれたい。
- 人よりも、優位に立ちたい。
- 人よりも、尊重されたい。
- 人よりも、大事にされたい。
これってマウティングですよね。
しかも、自分の実力で勝負じゃなくて、お金で買った高級品を身に付けて勝負しようとしている。
書いてて恥ずかしくなってきました。
外見はもちろん大事で、見た目の印象でビジネスに影響があることもわかります。
上質なアイテムで自分を底上げして、演出することもある程度必要だとも思います。
これは、あくまでも私のことで、異常としか思えない愚かな行為をしてたんです。
私の仕事は、内勤の一般事務員でした。
クライアントとビジネスランチだの、お洒落なカフェでミーティングなど、都会的でイケてる会社員って設定ではそもそもない。
な、なのにである、私はなにを勘違いしていたのか、そういうものに憧れていたのか、身なりや持ち物にこだわった。
人の目が気になり、人よりも優れていることを無駄にアピールしたくて、自分の給料以上の買い物をし続けていた。
私は何を目指してたんだ?
しかも目指していることが明確じゃないから、いつも考えがブレブレで買い物にも一貫性がなく、ある時はエレガントな物を好み、ある時は可愛い物、ある時はナチュラルテイストの物など、好みがしょっちゅう変わり、その都度買い物しまくっていた。
人の趣向は、年齢や置かれた状況などで、変化するのは自然なことなのかもしれませんが、私の場合ちょくちょく気分と共に変化した。
販売側からしたらいいカモで、消費の申し子だ! エヘヘ
今思うと、なんか精神的な病気だったのかな?
満たされない何かがあるとか。
幼少期の消えない記憶とか。
こうなってくると、潜在意識だのトラウマだのわけわかんなくなってくる。
深掘りしていったら、間違いなく精神に異常をきたしている人でかたずいてしまいそうなので、シンプルにライトな表現をしたいと思います。
過去の私は、人の評価ばかり気にするマウンティング女。
イタタタタ、痛い!
そんな自分は、もう辞めます。
だいたい、今の私の周りに、比べなければならない人はいないし、買い物を楽しむゆとりもなし。
私が行く所といえば、近所のスーパーか本屋ぐらいだし、関わる人といえば、そこの店員さんだけだ。
店員さん相手にマウンティングしてもしょうがない。
本当にただの痛い人だ。
イルカのように、ただ泳いでいるだけで幸せ、生きているだけで幸せだと感じる人生を、私も歩もう。
人間には思考というものがあるから、ただ生きているだけで幸せを感じにくいのかも。
なにか生きる事に、特別に意味付けしないと幸せだと判断できないとか。
みんなが私に注目していると思い込む。
私は自分のことを単純なタイプだど思っていたけど、実はややこしいタイプの人間なのかもしれないと最近思うようになってきた。
そう思うに至ったのは、いきなりなにもかも、バッサリ切り捨てた生活をはじめてみたからわかったことだ。
バッサリ捨てたということは、切り捨てなければいけない物をたくさんかかえていたということだし、その原因はややこしい性格が起因していたのでしょう。
ここでいう、ややこしいとは、ウワサ話しや評判をやたら気にして思い悩み、あげくにマウンティングで鉄壁のガードをするということ。
どこからも私を攻められないわよ!という防御。
なにから自分を守ろうとしていたんだか。
謎が謎をよぶミステリー。
誰も私に関心なんかないっつーのよ。
ハワイの海で、自由に幸せそうに泳いでいるイルカに、妙に触発されてしまったのは
、イルカはなにも持っていないけど幸せそうだった。
私も裸一貫から頑張って、生きているだけで幸せを感じるようになろう。
最近残りわずかのブランド品を売り、ブランド品という鎧がなくなって心細い心境になっていた。
ついに金目の物がなくなったということと、私でもブランド品を持っているという事実がなくなり、しょんぼりしてた。
給料やボーナスのほとんどをつぎ込んで買ったものだ。
1日の半分以上を会社勤めに費やして(長時間労働をしていた)、それで得ていた給料だから、私が購入したブランド品は私の人生そのものといっていい。
それが手元からなくなった時は、人生の一部がなくなったように感じた。
でも違う。
今まではお金で買った物で占める人生だったけど、これからは物ではなく、あるがままの自分を楽しめる本能全開の人生を送ろう!
ただ生きているというだけでも、人生は楽しめる。
去年の今頃はハワイで観光していたな。
イルカを見ながら、ハワイでの休暇を思い出す。
一年前と今では置かれた状況がまったく違う。
だけど、あの時からなんとなく会社は辞めようと思っていた。
うっすらとではあるが、会社勤めをしているから無駄なお金を使っているんじゃないかと思っていた。
人目を気にする生活。
忙しさとストレスでイライラした毎日。
一度リセットしたら、純粋に自分の生活を楽しめるのではと思っていた。
私、人生の一分一秒をまったくといっていいほど楽しんでいなかった。
買い物して、欲しい物を手に入れた瞬間だったり、持ち物や外見を人から褒められたりする時の為だけに生きていた。
イルカと交流すると人生が変わるといいますが、私は映像で見ただけでも人生を考えさせられました。
イルカくんありがとう!
立派な意味付けなんか必要なく、ただ生きているだけでもいいんだと気づきを与えてくれて。
私もいつかハワイでドルフィンツアーに参加したいな。
イルカの仲間入りをして、泳ぐことに、生きていることに意識を集中したい。
気持ちが楽になりました。
今日も生きていくことが楽しみです。